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韓国の人気アイドルグループ神話（シンファ）のリードボーカルとして活躍し、現在はソロシンガーとして確固たる地位を築きあげているシン・ヘソンが満を持して日本1stオリジナルアルバムを発表した。今回は全曲日本語詞に挑戦。日本での活動への意気込みを感じさせてくれた。

「ずっと日本でアルバムを出したいと思っていたので、ついに日本でアルバムが発売されると思うと嬉しくて。早くファンのみなさんに聴いてほしいという思いでいっぱいです」
　
アルバムに収録されている「虹の向こう」は、今は一緒にいられない仲間のことを歌った曲。ファンとしては神話のことを想像してしまうが、ヘソンも思いは同じのようだ。

「神話のために作った曲ではないんですけど（笑）、曲の内容が今の状況とすごく似ていると思います。この曲を歌うと、神話のメンバーや昔の友人のことを思い出しますね」
　
ヘソンの切ない歌声は、気持ちを情感豊かに歌い上げるバラードがよく似合う。彼の声が聴く人の心に深く美しく響くのは、歌う時に精一杯の気持ちを込めているから。

「その曲を最大限に表現したいので、歌詞の世界に入り込むように努力します。聴く人のすぐ耳元でささやいているような、隣に座っているような気持ちで歌っているんですよ」

　そんな彼にとってバラードの魅力とはなんだろう？

「歌で真心を伝えられるのがバラードの魅力だと思うんです。今後はもっとバラードの世界を深めつつ、ライブでも盛り上がれるようなバンド的な曲も増やしていきたいですね」

撮影／村上厚志　取材・文／尹 秀姫